腰の痛み


腰痛の実態

 

病院へかかって検査して、『原因が特定できる腰痛は全体の15%

程度』だそうです。

そして『40%~90%の腰痛は発症から6週間後までには症状が

気にならなくなるまで軽減する』。

しかしこの原因が特定できない『急性腰痛患者の3分の1は一年後

慢性化する』そうです。

(2025年3月1日更新wikipediaを参考にしました)

 

上記の記述をもとに大雑把に計算してみると、

急性の腰痛になった人のうち、原因は分からないが何となく治って、

でもしばらく経つとまた痛くなって、

そんなことを繰り返している人が全体の11%~25%くらい居ると

いう事になるでしょうか。

 



 

なぜ慢性腰痛は治らないのか?

 

なぜ腰痛になるのでしょう?

単純化して考えれば、腰が痛くなるという事は腰に過分な

ストレスが掛かっているからに他なりません。

腰痛が治ってもまた痛くなるのは、腰にまだストレスが日常的

かかり続けているからです。 

 

無意識に不適切な、あるいは非効率な動きを繰り

している。

身体のどこかの部分に歪みや偏りがある。

身体の機能に弱化しているところがある。

 

それらのひずみや機能の低下を補うために腰という部分に

ストレスが掛かり続けているからです。

例えば、歩いている時にどちらかの股関節の動きが

りていない。

歩いている時に骨盤が左右どちらかにぶれている。

歩いている時に左右どちらかに傾く癖がある。

等の動きがありませんか。

 

考えられる原因は各人様々で多岐にわたります。

 


 

身体から情報を受け取る

 

 腰部にストレスをかけている動作を見つけ、

なぜその動作が生じているかを分析し解決できれば、

その腰痛は根本的に解決できます。

 

 当院では様々な検査を通して身体の状態や原因の把握に努めます。

画像を使わない整形外科学的検査法、関節可動の検査、

立位姿勢の分析、動作分析、歩行動作の分析等。

 

 ひとつひとつの検査からできるだけ多くの身体の情報を引き出

て治療につなげていくことは施術者の重要な技術です。

例えば『前屈』という単純に前へ屈む動作にしても、

どの程度屈めるのかではなく、

どこがどれだけ曲げられているか、

逆に曲げられないか、

どの角度で症状が生じているか、

身体の回旋(ねじれ)が同時に生じていないか等々、

評価すべき情報は多く存在します。

 

 当院では解剖学的知識、

運動連鎖・運動力学的視点を動員して、

身体から多くの情報を引き出して症状と原因を把握していきます。

 


 

腰痛への対応

  •  筋・筋膜・骨膜への調整
  • 血流・リンパ流・組織の整復
  • 仙腸関節・胸腰椎の関節への調整
  • 身体全体の連動性を補整
  • 体幹の支持力の回復
  • 運動療法

(状態に応じて選択し組み合わせていきます)